Wednesday, December 14, 2011

自身が思うクライミングの魅力とは

現在、NYクイーンズ地区に在住するクライミング中毒気味の中年。

実はクライミングをはじめて未だ10ヶ月しか経っていない経験の浅いクライマー。人工壁でのルート・クライミングのグレードは5.11a、外壁では5.9がレッドポイント、そしてボルダリングではV4まで登れるようになった今、クライミングにますますはまってきているって感じ。自身のコントロールが効かなくなってきている、ヤバイかも。

グレード5.9やV4というのはルートの難易度のこと。各国で表現は異なり、日本ではアメリカの「デシマル方式」を一般に使用。「5.9」「5.10a」・・・のように頭の「5」がフリークライミングを意味している。ちなみに「1」はハイキング。「2」は時々手を使う岩場。「3」は3点支持が必要となる。初心者はロープを使ったほうが良い。「4」はロープによる確保が必要となるが、基本的にプロテクションはいらない。「5」がプロテクションの必要なフリークライミング。「6」はエイドクライミング。

その次の数字が難易度で、通常は5.7か5.8あたりからフリークライミングの対象となる。5.10以上はさらに4段階に分けられ、「5.10a、 5.10b、 5.10c、 5.10d 、5.11a、5.11b、  ・・・」のように難しくなっていく。現在の世界最難ルートのグレードは5.15b。最近ではクリス・シャーマが達成したスペイン・オリアナの外壁:Fight or Flight(5.15b)がクライミング・コミュニティーで話題となった。

クライミングの一番の魅力は、やはり数式やパズルを解くようなゲーム感覚っぽいとこかな。以前は腕力や握力さえあれば登れると思っていたが、いざ登ってみたら、胸、腹筋、腰や足までをフルに使用しなくてはいけない全身運動だった。 このようなフィジカル的な特徴以外にも、メンタル面でもの凄く左右されるため、簡単に見えて実はとても複雑でかなり困難なスポーツだと思う。

例えば、右脳で感じたものを左脳でコントロール、左脳で得たものを右脳で実践。右脳で実践したものを左脳で知り、左脳で知ったことが右脳に刻まれていく。このような思考と感覚の回路のやり取りをバランス良く素早く行うことで効率よく登ることが出来る。おまけに精神面が弱ければ勿論登ることは出来ない。

きっと、そんなチャレンジ精神旺盛のところにはまったんだろうな。

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